20120211

ウェブ上に日記を書くことを始めて、もう十数年が立つ。スタートしたのは確か1996年だったと思う。

はじめた頃はまだブログという言葉はなかったし、Googleもなかった。Windowsのバージョンは3.1だった。パソコンを持っている知り合いもあまりいなかった。だから誰も、自分の日記を読む人なんていなかった。

誰に向けるでもなく月に数回の日記を、もう長いことつけていることになる。ログはここ数年分しか残してないし、そもそも読み返すこともない。コメント欄も外してある。なんで細々と続けているのか、自分でもよくわからない。

ブログを書く時は、たいてい一人で飲んでいる時だ。今も一本千円のバーボンをロックでチビチビと飲んでいる。エアコンから出る風の音しかしない部屋で、ぼんやりとしながらキーボドに手をおく。後は指が動くのを待つ。画面に打ち出される文字を見て、「ほう、君はそんなことを考えているのか」と、他人のことのように読む。金のかからない暇つぶしだ。

22の時、インドを一ヶ月放浪した。文字通り放浪で、ガイドブックすら持って行かなかった。小さなバックパックに入れて行ったのは、2日分の下着と、薄手の寝袋と、全粒粉の乾パンと、梅のペーストと、日記帳だ。

三ヶ月の予定で出た旅は、奇病にやられて一ヶ月で帰ってきてしまったわけだけど、その日記帳の最後のページには「人生は 死ぬ時までの 暇つぶし」と書いてある。その時の気持ちは、今もあまり変わっていない気がする。

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20120201

去年の秋にスタートした「いとでんわプロジェクト」を終了することにした。

「いとでんわプロジェクト」は、ウェブマガジンを始めとして、直接人が集える「いとでんわBAR」や、写真の仕事を受ける「PHOTOいとでんわ」、それ以外にもいろいろな計画を立てていた。人と人が有機的につながって、情報だけでなく体温を感じる声が行き交う「場」を作りたかった。
理想や構想はいろいろあったのだけど、いざ始めてみると、主に実務面で自分の至らないところがネックとなってきた。このまま行くとたくさんの人に迷惑をかけそうだったので、その前にいったんプロジェクトを中止することに決めた。

ウェブマガジンは10月から4ヶ月間、趣旨に賛同してくれる人がコラムを書いてくれたり、インタビューに答えてくれたりした。このプロジェクトを応援してくれたり、楽しみにしてくれていた人にもとても申し訳ない気持ちだ。ごめんなさい。ありがとう。

ウェブマガジンは形を変えて、いとでんわのプロジェクトパートナーだった朝弘佳央理さんが引き継いでくれることになった。近日スタートするようなので、とても楽しみにしている。

言い訳がましいのだけど、プロジェクトは10立ち上げて1うまくいけばいい方だと思う。思いついたらすぐ形にする。ダメだと思ったらダメージが大きくなる前に撤退する。そこで得た経験を生かして、次はさらにいいものを作る。この繰り返しが大事なんだと思う。目の前にあるものに集中して全リソースを注ぎ込むことと、そこに執着しないことは相反するものではない。

いとでんわでもたくさんの得がたい経験を得ることができた。改善すべき悪い癖や、身につけるべきスキルも見えた。次のプロジェクトに取りかかる前に、それらを見つめる必要がありそうだ。

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20120124

気がついたらそろそろ1月も終わり。何してたんだっけ?

正月もとっくに終わってるので、いまさら今年の抱負ってのも変だけど、メモとして書いておく。

今年はまず、できるだけ早い段階で収入を安定させる。
去年の秋からフリーランスになったわけだけど、まだ写真で食べていると胸をはって言えるには程遠い。嫌なことはやらない、好きな写真だけを撮る、というわがままを通しながら、来月の支払いばかり心配する日々から脱したい。

次に動画やustのスキルをアップさせる。これまでもいろんな場面でustをしたり、動画撮影をしたりしてきたけど、もっとうまく活用できるように機動力とクォリティーを上げたい。映像はやはり写真にはない圧倒的な情報量がある。特に、微妙な表情の動きや声が記録できるのは面白い。仕事としても自分の表現ツールとしても、可能性を感じる。

それから英語力をアップさせること。数年前は海外に行きまくっていたけど、ここ最近は東京に閉じこもっている。英語は離れるとすぐに忘れる。英会話はもともと旅をしながら身につけたブロークンイングリッシュだから、読み書きは中1レベル。ちょっとした手紙くらいはストレスなく書けるようになりたい。

フリーになってみて思うのが、自分の能力不足。独立を宣言して数ヶ月経つのに、まだ収入の先行きが全く見えないのは、それだけの力がまだ備わっていなかったということなんだと思う。我ながら情けない。

去年は転換の年だった。自分の行く道がおぼろげながら見えてきて、それに向けて舵を切り直した。するとどんどん欲が出てきてやりたいことも増えた。気持ちは前へ前へと進もうとするけど、能力がそれについてこない。そのことに気がついて愕然としているのが今日現在。焦るけど、ここは深呼吸をして、じっくりと力を蓄える必要がありそうだ。

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